コレってどう思う??・・宅配で日付指定をしてはいけない!
宅配便を利用する際は日付指定をしてはいけない!
多くの人が利用している宅配便
個人では使わなくとも、会社で使っていたりしてまるっきり接点の無い人の方が少ないでしょう。
年々サービスが充実して利用者にとって便利に進化している宅配ですが、その内情はどうなんでしょう?
1:宅配の流れ
- 出荷_コンビニ・営業所・自宅(会社)に引き取りに来てもらい発送
- 集まった荷物を各配送先都道府県に向けて分けて大型トラックへ積み込み
- 配送先の営業先で降ろされた荷物は、住所などでさらに分配される
- ドライバーが届け先へ配送
2:流れの詳細
ここでは↑で上げた流れをもうすこし細かく見ていきます。
1.出荷時
基本的にココでの問題は無い。と思っていいでしょう。
集荷にくるトラックも満載ではないので、軽い荷物の上に重たい荷物を載せたりするようなことはほぼありません。
2:集荷された荷物の仕分け
このあたりから荷物の危険度が増します。
- 集荷された荷物はAのベルトコンベアーで流される
- 各方面へBの金属ローラーへ振り分ける
- 各方面行きのトラックへ積み込み
どこに危険が?と思うでしょ?
Aのベルトコンベアーは
写真のようにゴム製の帯をモーターで回してその上の荷物を移動させます
Bの部分は
ローラーの上を人力で移動させます。
経験上「コレはヤバイでしょ!」と思った荷物は・・
車のアルミホイールです。
アルミホイールのみを通販で買った場合
大概のものは段ボールに入っているので問題はないと思いますが、
タイヤを組み込んである荷物・・なかでも流行りの引っ張ってるヤツは危険度MAX!
引っ張りタイヤとは。画像右側のようにホイールよりも細いタイヤを組みつけたものです。
通常ですとホイールのリム部分を守るためにリムより少しタイヤが出るくらいなんですが・・・
引っ張りタイヤはホイールのリム部分が出っ張ります。
この荷物だと、先ほどのAのベルトコンベアーでは大丈夫ですが、Bの金属ローラー部分でホイールと金属同士で接触しながらガラガラと流れるわけです。
100%傷できます^^;
他には・・
各方面へ向かうトラックですが・・もちろん大型トラックです。
一般家庭の宅配物も会社向けの配送物も混載です。
翌日の配達に間に合わせるためにも、すべての荷物が集まるまで待つわけにはいきません。
来た順に積み込みしていきます。
勿論、重いものは下に軽いものは上にが鉄則です。
しかし、そうも言ってられないのが現状です。
大型トラック一台に満車で一か所へ!・・ってのはマレで
大概、A営業所とB営業所など複数個所で降ろす荷物を積み込みます。
すると・・荷台の前にはBの荷物、後ろにはAの荷物・・・しかも来た順にドンドン積み込みます。。
すると・・・軽い荷物の上に重たい荷物が・・・・・などとなります。
このあたりが、2の部分での危険部分です。
3:配達先住所での仕分け
配達先の営業所に着いたトラックから吐き出される荷物は、
Aのコンベアーで流れてきます。
住所を見て該当する地区ごとに仕分けされます
この時点での危険
- トラックから出てきた時点で箱がつぶれていたり破損している。
- 出荷時と同じようにBの金属ローラー部分で傷つく
- 仕分けの際、雑に扱われる(投げられる・落とされる)
- 積み上げた荷物が崩れ破損する。
1と2については先に書いたものと重複するので省きます。
最も重要な3と4です。
ベルトコンベアーで流れてきた荷物を仕分けする際ですが、人力で行っています。
ニュースなどで時折見かける映像では、コンピューターを使ったオートメーションされたものかと思いますが。
実はあれの稼働率はとても低いです。
伝票自体が統一されていない、伝票を紐で吊るす、コピーなどで薄い、文字が読み取りにくい、荷物自体の重量があり過ぎるなど、理由は沢山あります。
で、人間によって仕分けされていますが・・
夜中の0時くらいから朝方まで全国からトラックが来ます。3台分が一度にベルトコンベアーで流されてきたり・・・
一つ一つ丁寧に置いて・・・なんてしている時間はありません。。
置くべきところに持って行って慎重に置く。・・・なんてしている暇はないのです。
では、どうしてる??
軽いものなら投げます!ww
大きなもの、重たいものは投げられませんが・・・
大きな液晶TV・・金属ローラー部分でガタガタ言いながら流れてきます。(壊れないのが不思議です)
ココでは配達するドライバーの補助作業として配達地域の荷物を仮積していきます。が、ルートはドライバーしかわからないので、地区ごとに分けておいておきます。
他の荷物はホーム上の数か所にまとめておきます。
が、ホームも広くありません。
一般家庭への宅配物と会社向けと分けながら、さらに地域ごとに分けておいておきます。
また、日付指定された荷物も仕分けておいておきます。
ここでも、数時間流れてくる荷物を扱うので、どんどん積み重ねていきます。自分の身長以上に積まないと置ききれません・・・
下の荷物は・・・・つぶれてるかも・・・・
タイトルにもあった日付指定してはいけない理由はここにあります。
他の荷物に押しつぶされながら指定日までココで放置されるんです。
屋根があるだけで風にさらされながら・・・・
お気づきかもしれませんが、発送先で到着日を考慮して発送することは、ほぼ無いです。
日付を指定して、どんどん発送します。
(自分で管理しなくて済むのだからコスト的にもそうしますよね?)
なので、日曜日に配達指定してあるものが、火曜日には営業所に到着していたりしてますよ。
以上が日付指定をしてはいけなり理由です。
皆さんの手元に届いた荷物に「申し訳ありません、荷物の確認をお願いします」と破損のシールがあったら・・・
落とされたり、投げられたり、重たい荷物の下敷きになっていた証です。
はっきりいって 【過失】はほゞないです
なるべくして起こった破損です。
荷物の破損事故の確率を下げるためにも、日付指定を行わずにさっさと受け取りましょう。
なお、これは大きな営業所でのことです。小さい営業所や郊外の営業所など物量が違う場所では当てはまらないかもしれません。
また、すべての宅配業者に当てはまることでもありません。
某宅配業者の某営業所だけの話かもしれません。
では、また^^ノシ